熱交換器の交換熱量を上げるためのポイントには、面積や総括伝熱係数、対数平均温度差の3つを考える必要があるといいます。交換熱量が多くなればなるほど熱交換器の能力は高いと評価されます。
3つのポイントの一つでもある総括伝熱係数は伝熱効率を意味するもので、熱伝導性が高い材質の熱交換器を使うことや壁面を薄くすること、付着している汚れを取り除く、凹凸を造ることや流量を大きくするなどが挙げられます。
なお、熱伝導性は機器全体の熱の伝わりやすさを示すものであり、熱交換器の素材や状態により熱の伝わり方が変わることを覚えておくと良いでしょう。また、熱伝導性を高めることは設備機器の能力を最大限に引き出す効果にも繋がる部分です。