熱交換器などの交換熱量の計算について、温度差を調べる必要があります。装置内において流体が伝熱によって変化し、入口と出口において温度が異なる場合、どの区間でその差を取ればよいのか判断が難しいです。高温や低温流体の入口、出口などから装置の温度差を計算した値について、計算として利用することができます。この温度差を対数平均温度差と言い、ΔTlmで表すことが可能です。LMTDと言われており、一般に高温流体や低温流体がワンパスによって、向流接触する伝熱での対数平均温度差になります。基本的に二重管を使って高温や低温流体が、ワンパスでは向流接触する伝熱に関して考えています。最初に微小区間の収支式をとって、後で積分し系全体の収支を算出する方法がありますが、対数平均温度差も同じように行っていきます。